韓国のランドリー業界をデジタル化することを目指す「Laundrygo」が、ソフトバンクなどから、3700万ドル(約52億円)を調達した。
同社の評価額は、前年の2倍以上(2億5400万ドル)となり、10月の売上高は20倍にもなった、急成長を続けるスタートアップである。
Laundrygoは「集荷、クリーニング、洗濯物の仕分け、折りたたみ、配送」の全てを行ってくれるサービスだ。ユーザーがモバイルアプリで「集荷依頼」ボタンを押し、ドアの前に洗濯物を出しておくだけで、24時間以内にクリーニングした洗濯物を配達して自宅前に置いてくれる。
洗濯物を自動的に分類するAIのシステムがあるため、ユーザー自身は仕分けする必要もなく、クリーニング店の営業時間を気にすることもない。
同社は、このモバイルのランドリー集配サービス (Laundrygo)と、ホテル向けの B2B ランドリー サービス (Laundrygo Business)、無人のランドリーステーション (Laundry24) を運営している。
現在、韓国には100個、同社のコインランドリーがあるが、来年はニューヨークにもランドリーをオープンする予定で、日本への進出も視野に入れているという。
調査によると、世界の「オンライン・オンデマンド・ランドリー市場」は、2019年の187億ドルに対し、2026年までには1285億ドルまで拡大する見込みであり(*1)、創業者はここに大きなチャンスを見出している。
Laundrygoは環境にやさしい洗剤を開発・使用しており、他の持続可能なランドリー関連企業の買収も視野に入れていると述べた。
Laundrygo:https://laundry24.net/use/
調達額:3700万ドル(約52億円)
シリーズCラウンド
H&Q Korea、SoftBank Ventures、Altos Ventures、Aju IB、KB Securities、Hanwha Securities、Badgers Investment、Pebbles Investment、Musinsa
参考サイト
SoftBank-backed on-demand laundry startup Laundrygo picks up $37M Series C • TechCrunch
Online On-Demand Laundry Market Share Estimated to Reach(*1)