初期ラウンドでの大型投資は近頃めずらしい。投資家も引き締めの時期にある中、Apiiroはシリコンバレーの一流企業数社から、シリーズBで1億ドルを調達した。
投資家は、「アプリケーションを構築する環境が変化する中で、セキュリティツールも変化に対応する必要があり、多くの可能性を感じた」と投資理由を述べる。
Apiiroは、アプリケーションの『動作段階』で、セキュリティの脆弱性をチェックするだけではなく、『設計段階』から潜在的な危険性のある箇所を発見する。
これによって修正が減り、重要なリスクを伴う箇所の修正のみに専念できる。既存のセキュリティツールでは、リスクの誤検出や、本質的ではない修正箇所の発見が多い。
既に交渉は決裂しているが、Palo Alto Networks が同社を約5.5億ドルでの買収を検討していると、ビジネス誌Globesに報道された点からも、同社への注目度がうかがえる。
資金調達
調達額:1億ドル(約148億円)
シリーズBラウンド
調達先:General Catalyst 、Greylock、 Kleiner Perkins
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