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ETFをわかりやすく!株式投資・投資信託との違い

つみたてNISAでも選べる「ETF(上場投資信託)」ということばを、何となく耳にしたことがあるという方は多いのではないでしょうか?

本記事では、ETFについて株式投資や投資信託との違いについて、分かりやすく解説します。

初心者の方はここだけ

ETFは、投資信託と似ていて初心者でも運用しやすい。

つみたてNISAでも利用できるが、証券会社が限られるためムリに選ばなくてOK。

ひとこと説明

ETFは、自分で売買しやすい投資信託。

投資信託のようにリスクを分散でき、細かい運用は必要ないが、取引のタイミングが1日1回の投資信託に対して、ETFはいつでも売買できる。

ETFを簡単にいうと?

自由に売買できる「株式」と、運用を任せられる「投資信託」の間をとった商品。

ひとつ買うだけで複数の株式を含むため、分散投資できる。株価の指数に自動で連動する仕組みのため、自分で運用する必要がない点がインデックス型の投資信託と同じ。

ふつうの投資信託は上場された株式を含んでいるが、投資信託そのものは上場されていない。

しかし、ETFはさまざまな株式を含む金融商品でありながらも、株式のように上場されている。

東証マネ部!|ETFのキホン

個別の株式と同じ場所で、株式がセットになったパッケージが売られているようなもの。

ファンドを通して1日1回しか取引できない投資信託とちがい、株式のように自由なタイミングで売買できる。

そのため、ETF (Exchange Traded Fund)「上場投資信託」と呼ばれる。

株式とのちがい

  • 株式はひとつ
  • ETFは複数の株式を含む

どちらも上場されており、取引所で売買できる。

  • 株式は、会社の価値で変動する
  • ETFは、複数の株式の平均値に沿って連動する

ETFは、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、NYダウなどの選んだ指数に連動して運用されます。

例)企業225社の平均指数である日経平均株価を選ぶと、ETFは日経平均株価に合わせて増減する。

日経平均が10%上がれば、ETFも買った金額に合わせて10%増加する。

指数と増減が一致するということは、指数を構成する全ての企業の株式を、同じ割合で保有していることにもなります。

つまり、ETFでは選んだ指数を構成する企業全てに分散投資できるので、リスクが軽減されるということです。

ETFと一般の投資信託の違い|OKB証券

投資信託との違い

  • 投資信託は1日1回の取引
  • ETFはいつでも取引

ETFは、株と同じようにリアルタイムで取引が可能なため、価格変動を見ながら自分のタイミングで購入できます。

  • 投資信託はコストが高い
  • ETFはコストが低い

ETFの方が、一般に売買手数料が低くおさえられます。

また信託報酬(保有期間中にかかる費用)もETFの方が低い傾向にあります。

理由は、投資信託では購入した金融機関に手数料を支払いますが、ETFは市場で購入するため窓口機関への支払いが必要ないからです。

EFTのメリット(特色)|NEXTFUNDS

ETFのメリット

  • 簡単に分散投資できる
    • たくさんの株式を含むためリスク分散
  • いつでも売買
    • 取引所の時間内(9~11時、12.5~15時) 
    • 投資信託は1日1回
  • 自動で運用されるため手間がない
    • 指数に合わせて連動する仕組み
    • 企業調査や株式の購入が不要
  • コストが低い
    • 投資信託より信託報酬が安い

ETFは投資信託よりも、売買のタイミングなどの自由度が高く、なおかつ手数料も安い、初心者におすすめの商品です。

自動で指数に連動するため、運用の手間がかからず、リスクも分散されて安心です。

ETFのデメリット

  • 売買は自分で行う
    • 積立可能な場合もある
  • 分配金が自動的に再投資されない
  • 指数と市場の価格にギャップ

ETFは自分のタイミングで取引できる分、売買は自分で行う必要があります。

ただし、自動で積み立てられる場合もあるので、事前に確認しましょう。

また、投資信託では分配金を「受けとる」か「再投資」するか選ぶことができますが、ETFではそのような仕組みはないため、再投資する場合は自分で行う必要があります。

そしてETFには、投資信託として「指数」に連動する価格と、買う人の多さで決まる「市場」価格という2つの価格があります。

価格に大きな差は生まれにくい仕組みとなっていますが、両方の価格をしっかりと比較して取引する必要があるでしょう。

つみたてNISAで、ETFは選べる?

プロが教える米株でのiDeCo、NISA活用法|東洋経済オンライン

つみたてNISAでもETFを選べます。

ただし金融庁の要件が厳しいためか、つみたてNISAで選べるのは7つのETFのみ。購入できるのは大和証券だけです。

口座開設数が多く手数料も安いSBI証券楽天証券などの、NISA口座開設におすすめの証券会社でも購入できません。

つみたてNISAは、信託報酬などの手数料が安い投資信託だけをそろえているため、つみたてNISAではあえてETFを選ぶ必要はないと言えるでしょう。

一般NISAでは多くのETFが選べるため、一般NISAの方はETFをぜひ検討してみてください。

まとめ

ETFは、投資信託のように手軽に分散投資できて、株式のように売買がしやすい便利な商品です。

一般NISAでも選べて、指数に連動するため運用の手間もかからないので、ぜひあなたの資産形成に役立ててみてください。

参考:https://nextfunds.jp/semi/article1-1.html
https://www.nikkoam.com/products/etf/about
https://www.bridge-salon.jp/toushi/etf-basic/
https://oneinvest.jp/etf-toushin-chigai/#i